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『タグマネジメント』基礎編!導入メリットと種類、注意すべきこと。

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tag management

 今回は、「タグマネジメント(タグマネ)」の基礎編をお届けします!
 タグがカンタンに導入できるという利便性だけではなく、Webマーケティングでの戦略的な活用が可能となるのがタグマネ。その概要とメリットや注意点をお伝えします。

タグマネジメントとは

 タグマネジメントとは、ひらたく言うと「アクセス解析ツールやWeb広告などで利用している『HTMLタグ』の管理を行うこと」をいいます。各社が提供するタグマネジメントツール(タグマネージャー)を使って、タグマネジメントでの管理を行います。
 タグマネジメントでの管理は、Webサイトの全ページに各タグマネジメントツールが発行するタグを設置して、広告などのコンバージョンタグやリターゲティングのタグを、管理画面上で登録することで利用が可能となります。

タグマネジメント概要図

 現在、国内でシェアを持っているとみられるタグマネは「Yahoo!タグマネージャー(YTM)」と「Google タグマネージャ(GTM)」の2つになりますが、他にもAdobe社が提供する「dynamic tag management」やスケールアウト社の「Scaleout Tag Management」、Fringe81社の「TagKnight」、Lockon社の「TAGエビス」などがあります。
 それぞれタグマネの利用条件が設けられている場合があるため(YTMの場合はYahoo!プロモーション広告のユーザーであることが条件となります)、利用の際には注意が必要です。

タグマネ導入のメリット1 タグの管理がカンタンに!

 Webマーケティングご担当者のみなさまは、施策を行っていく上で、さまざまなタグを利用していることと思います。
 ざっとあげてみると
・アクセス解析ツールのタグ
・コンバージョンタグ
・リターゲティング用タグ などなど。
 複数の広告を利用している場合、その分タグをページに設置する必要があり、そのたびサイトの管理者(技術チームなど)の工数をかけなければならず、広告スタートまでに多少の時間がかかってしまう…といったこともあるのではないでしょうか。
 タグマネは一度導入すれば、タグマネージャーでのタグの設置・削除が可能となるため、差し替えを行う必要がある際などもサイト管理チームなどの手をわずらわせることがなく、マーケティング担当者の手で管理することができます。
 また、導入しているタグをタグマネージャー上で一覧できるようになるため、どんなタグを入れているかといった管理が容易になります。

タグマネ導入のメリット2 Webサイトの安定化

 サイト上にタグを複数設置している場合、ページの表示速度に影響を与える可能性がありますが、タグマネを導入すると、HTMLソースに複数タグを設置する必要がなくなり、また、タグマネに登録されているタグは非同期処理(※)によって実行されるため、表示速度を改善することができます。
 これにより、タグ計測の取りこぼしを防止したり、ユーザビリティの向上につなげることができるというメリットが生まれます。

タグマネ導入のメリット3 タグの実行条件で戦略的なターゲティング広告が可能

 タグマネージャーでは、各タグをどのような条件下で実行するかを選択して使用します。

 例えば、ある商品のサンキューページでコンバージョンタグが実行されるようにしたい場合は、
“サンキューページの「www.xxxx.jp/thankyou.html」というURLの時にコンバージョンタグを実行する”
と条件づけを行います。実行の条件設定はURLの他、期間や流入元などでの指定ができます。

 タグの実行条件を組み合わせることで、タグマネはWebマーケティング上で戦略的に活用することができます。これは、おもにリターゲティング広告の条件設定において活躍します。
 例えば「ログインを行ったユーザーで、かつAというページへ訪れたユーザーに対してBというリターゲティング広告を見せる」といったように、セグメントの詳細な設定がタグマネでできるということです。

 ただ、実行条件の設定等においては、マーケターだけでは、対応が難しい部分もあります。例えば変数の定義。
 Yahoo!タグマネージャーで売上金額や顧客IDなどの動的な値をタグマネで取得したい場合は、売上金額を同期させるための変数を、サイトに設定する必要が出てきます。
 タグマネージャーで管理を行うと、新規タグを設定する際にマーケターだけでタグ管理ができるようになり、広告導入までの簡易性が高まる反面、タグ実行条件を設定する際の変数の定義などは、ある程度の知識をもった上での準備が必要となるため、注意が必要です。こうした注意点を解消した上で、タグマネの導入を進めていくことをオススメします。

 さあ、タグマネジメントの概要が分かったところで、次は実践編!「タグマネジメントを利用したリターゲティングの活用方法」をご紹介します!お楽しみに!!


※タグマネの「非同期処理」
 通常、複数のタグをサイト上に設置していると、HTMLの上から順にタグを読み込みながら実行を行っていく「同期処理」がなされます。これは結果としてコンテンツの表示時間がかかってしまうというリスクが生じます。
タグマネでタグの管理を行った場合、複数のタグを順番に読み込みながらも並列に実行を行う「非同期処理」がなされます。そのため、ページの表示速度の改善につなげることができます。

Image Courtesy of Iamnee /FreeDigitalPhotos.net

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この記事を書いた人
カヲルくん
カヲルくんMarketing
プロモーション活動や営業活動をおこないながら、デジタルマーケティングを日々勉強中。将来の夢はミステリーハンターになってスーパーかをる君人形をこしらえること。